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前週初Ｖの河本、狙うはアウディ？ フジサンケイクラシック
男子ゴルフの第５０回フジサンケイクラシック（産経新聞、フジテレビなど主催）は９月１日、山梨県富士河口湖町の富士桜カントリー倶楽部（７５４１ヤード、パー７１）で本戦が開幕する。新型コロナウイルス感染防止策を徹底した上で、各日５０００人を上限に観客を入れて実施する。３１日は３年ぶりにプロアマトーナメントが開かれた。
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前週にツアー初優勝を飾った河本は「（８月）２９日の夜に急遽（きゅうきょ）声がかかった」というプロアマトーナメントに出場。「ゲストからも『おめでとう』といっぱい言ってもらった」と明るい表情でラウンドした。
フジサンケイクラシックにはアマチュア時代に２度出場し、２０１８年は予選落ち、１９年は途中棄権だった。「今できることをしっかりやって、予選通過が目標」と控えめに話す一方、１８番脇に展示されている優勝の副賞、アウディの電気自動車を見て「かっこいいっすね」とも。姉の結が優勝した際に副賞の車を譲り受けた２２歳は「自力で取りたい」と、２週連続優勝への色気を隠さなかった。
◇国内男子◇フジサンケイクラシック 事前情報（31日）◇富士桜CC（山梨）◇7541yd（パー71）
今年で50回の記念大会を迎える「フジサンケイクラシック」に、石川遼が大会3勝目をかけて参戦する。この日はプロアマ大会で18ホールをラウンドし、「パーのセッティングも変わっていますし、かなり表情が変わったという印象」と話した。
今年の総距離は昨年より25yd短い7541yd。昨年570ydのパー5だった3番は480ydのパー4に、535ydのパー4だった5番は600ydのパー5へと変更されている。3番はティショットの着弾地点のフェアウェイが狭く、「ちょっとでも右ラフに入ったらグリーンを狙うのが難しい。ティショットを刻むことも選択肢に入れている」と警戒した。
65yd伸びてパー5になった5番は、「みんな3打目勝負になると思う。1Wで相当うまくいけば（2オンを）狙える、チャレンジしがいのあるホール」という見立て。前週から課題に挙げているショットの調整が今週もカギになりそうだ。
「自分のやるべきことはまずショット」としつつ、取り組んでいるスイング改造が形になって来た手ごたえはある。今週は2009年、10年に連覇を果たし、昨年は優勝争いの末に2位に入るなど好成績を残した大会。「ゴルフがめちゃくちゃ楽しいので、今週も楽しんでやりたい」と歴代覇者としての一戦に臨む。（山梨県河口湖町／谷口愛純）
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